「宅配ボックスの購入を検討しているけど本当に必要なのか気になる」
「宅配ボックスの人気の理由を知りたい」
「再配達が配達員にとってどれだけ負担なのか知りたい」
「宅配ボックスが地球温暖化対策に役立つって聞いたけど本当?」
「宅配ボックスが物流の2024年問題の解決策になるって本当?」
ただ便利なだけじゃない、宅配ボックスの社会的意義も含めてメリットをわかりやすく解説するので、宅配ボックスの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
宅配ボックスとは?
そもそも「宅配ボックス」とは…
宅配ボックスとは自宅やアパートの共有スペースに設置され、荷物を配達業者が直接配達できる荷物受け取り専用のボックスのことを指します。
荷物が届いた時に受け取ることができなかった場合、宅配業者が宅配ボックスに荷物を入れ、受取人が空いた時間に自由に取り出すことができます。
宅配ボックスは、自宅での受け取り手間を省くだけでなく、外出が多かったり、留守がちな人でも荷物を受け取ることができ、再配達や不在票の手間を防ぐことができます。
また、宅配ボックスを設置することで、配達員とのやり取りが不要になり、感染リスク軽減や、女性の方はセキュリティ面でも安心することもできます。
宅配ボックスは、不在の時も受け取れる便利さや、日本の物流問題を解決する手段として、現在、最も必要とされているアイテムといえます。
この記事では、便利なだけじゃない、宅配ボックスの社会的意義にフォーカスを当てわかりやすく解説をしていきます。
宅配ボックスを使うことで、地球温暖化や労働問題解決に寄与できる理由をわかりやすく解説していきますので、気になる方は最後までお読みいただけると幸いです。
宅配ボックス普及の社会的背景
宅配ボックスが爆発的に普及したのには、便利ということもありますが、それだけではなく様々な社会的背景があります。宅配ボックス普及の社会的背景を4つにまとめました。
1.ネット通販の普及とデメリット
2.対面受け取りのリスク。(コロナウィルス、強盗被害も対面受け取りにはリスクがいっぱい)
3.排出ガスや長時間労働など。再配達は社会問題を引き起こしている。
4.これからは再配達できなくなる?物流の「2024年問題」
1.ネット通販の普及
宅配ボックスの人気の背景、まず1つ目は、ネット通販の普及によって、宅配便の利用が増えたことが挙げられます。2021年の物販系分野EC市場規模(B to C)について、経済産業省によると、前年比1兆532億円増加し、合計13兆7659億円に達したことが報告されています。
※画像は2019年までのデータです。
また、令和2年の宅配便取扱個数は49億5323万個(2021年度)で、前年度比2.4%増加しています。
1年で50億個の荷物が日本全国を駆け巡るまさに物流大国の日本では、宅配に伴う様々なリスクがあります。
2.対面受け取りのリスク
感染予防対策になる
また感染予防の観点からも、非対面・非接触で受け取れる宅配ボックスは、受け取る人、送る人のリスクの解決策になり、双方ともに安全な配達手段といえそうです。
強盗対策になる
物流3社は強盗事件の防止策として物流大手3社が「置き配」推進しています。
宅配ボックスと強盗対策というとあまり関係性がないように思えますが、
近頃ニュースでよく耳にする強盗事件、中には宅配業者を装って、住人が空けたドアから押し入る事件が相次いでいます。
これを受け、物流大手3社は警察庁と置き配を推進する合意を発表しました。
物騒なニュースが増える中、安心して買い物を楽しむため、宅配ボックスは重要な役割を果たします。
朝日新聞:「物流大手3社が「置き配」推進 宅配装う強盗対策、警察庁と合意」https://www.asahi.com/articles/ASR4N4QFFR4MUTIL018.html
「とはいえ、強盗はレアケースだし、コロナウィルスは落ち着いてきたし、今さら宅配ボックスなんていらないんじゃないの?」
そう思う人もいるかもしれません。しかし非対面で受け取れる以外にも宅配ボックスの社会的メリットがあります。
それは「再配達問題」の解決です。
3.再配達は社会問題
10回に1回以上が再配達!
再配達が配達員の過酷な労働環境と、排気ガス問題を引き起こす。
仕事が終わって帰ってきたら、ポストの中に不在票が…なんて経験はだれしもあると思います。
疲れた体で、配達員さんに電話して謝りながら商品を待つのは、楽しみにしている商品であればあるほど肉体的にも精神的にもキツイですよね。
実はこれ、購入者もつらいんですが、配達員さんにとってはもっとつらいんです。
国土交通省の「宅配便再配達実態調査」によると、2022年4月1日から30日の間で、宅配便の再配達件数は309,530件でした。
さらには令和4年10月の
再配達率は約12%
というデータもあります。
実に10回に1回以上が再配達ということになります。
再配達による経済的損失は、年間約1.8億時間・年約6万人分の労働力に相当するとされています。
出典:
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/re_delivery_reduce.html
再配達はCO2排出量の増加25.4万トンや
ドライバー不足など、重大な社会問題の一つとなっています。
そのため、国土交通省は4月を「再配達削減PR月間」と位置づけ、啓発活動を進めています。
また、環境省と連携して、
「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト~」を実施しています。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/butsuryu/
このキャンペーンでは、消費者が宅配便を受け取る際に、できるだけ1回で受け取るように心がけることを呼びかけています。
4.再配達できなくなる?物流の「2024年問題」
さらに物流業界には「2024年問題」と言われる問題があります。
2024年(令和6年)4月からは、
トラックドライバーの時間外労働の上限を規制する
「働き方改革」の法律が適用され、
現状のままの運び方が難しくなります。
物流の「2024年問題」とは、働き方改革関連法の施行によって引き起こされる、物流業界の様々な問題のことを指します。
2024年4月から施行される時間外労働の上限規制により、ドライバーの労働環境が改善されますが、同時に輸送量の減少が懸念されています。
ここまでの話をまとめると…
1.ネット通販の物量は年々増加していて年間50億個もの荷物がある。
2.対面では感染や強盗などのリスクがあり、物流3社も置き配を推奨している。
3.再配達は物流全体の1割!排気ガスや労働時間の増加につながっている。
4.物流の「2024年問題」でドライバーさんの労働時間や人員が減り、今まで通り配達できなくなる可能性も。
つまり2024年以降再配達ができなくなる可能性もあるということです。
2024年に備えて、宅配ボックスを導入することで、配達員さんの負担を軽減し、安全かつ確実に荷物を受け取ることができます。
宅配ボックスで自分も地球も笑顔に
いかがでしたか?
この記事では宅配ボックスを導入する個人的なメリットと社会的なメリットを紹介してきました。
宅配ボックスを導入することは、私たち自身の生活を豊かにするだけでなく
日本の生産性向上や、物流の問題、さらには排気ガスや、地球温暖化問題も解決する手段です。
物流の2024年問題は来年4月から始まります。
これを機に宅配ボックスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
宅配ボックスの導入する際は、おしゃれで何度も投函できるPYKES PEAKの宅配ボックスも是非チェックしてみてください。
メディアの方のお問い合わせはこちら
pykespeak.sprt@gmail.com
092-558-3798