1. はじめに
新築や戸建ての購入時に、工務店やハウスメーカーから提案される設備のひとつが「宅配ボックス」です。ネット通販利用の増加で、もはや必須アイテムとも言えますよね。
ただ、提案されるものは10万円以上することも珍しくありません。家づくりが進むと、どうしても金銭感覚が狂いがちで、ついつい「必要経費だし…」と高額な設備を導入しがちです。とはいえ、配達員さんや購入者の声を聞くと、「2万円程度で十分」という意見も多数。
そこで本記事では、
- なぜ高額な宅配ボックスにこだわらなくても良いのか
- 2万円程度でもおしゃれな宅配ボックスを選ぶコツ
- 差額の8万円で何ができるのか?
をわかりやすく解説していきます。賢く節約しながらも、快適でおしゃれな新居を目指しましょう!
2. なぜ宅配ボックスが注目されるのか
-
ネット通販の利用増
コロナ禍以降、生活必需品を含むあらゆる買い物がオンライン化。配達の頻度が高くなりました。 -
不在時の荷物受け取りが便利
留守中でも荷物を安全に受け取れるので、再配達の手間や時間を削減できます。 -
防犯・防雨対策
玄関先に荷物を置きっぱなしにするリスクがなく、雨で濡れる心配も減らせます。
こうしたメリットから宅配ボックスは需要が高まっていますが、だからといって10万円以上のものが必須というわけではありません。
3. 工務店が提案する宅配ボックスはなぜ高いのか
工務店やハウスメーカーの提案品は、デザイン性や機能性が確かに優れていることが多いです。しかし、その分価格が高くなる理由としては以下が挙げられます。
-
ブランド・素材のクオリティ
サビにくいステンレス、分厚いスチールなど上質な素材を使っている。 -
工事費や設置費用込み
実際の製品価格以外にも、工務店の手間賃・施工費が上乗せされる。 -
ハウスメーカーや工務店の利益マージン
仕入れや施工の段階で、どうしても手数料などが加算されがち。
もちろん、「外観との一体感」や「防犯性能の高さ」を求める場合には検討する価値はあります。しかし、2万円台の宅配ボックスでも、かなりおしゃれな商品も出てきており、荷物を受け取るという目的に対しては、2万円の宅配ボックスでも十分以上にを果たしてくれます。
4. 高額な宅配ボックスが不要な理由
-
基本機能なら2万円でも十分
・盗難防止の鍵や防水仕様など、必要な機能は低価格帯のモデルにも揃っています。 -
配達員さんもシンプルを好む
・「操作が分かりづらい」「複雑な暗証番号システム」があるとかえって手間に感じることも。
・むしろシンプルで使いやすい方が配達員さんにも喜ばれるケースが多い。 -
サイズは必要最小限でOK
・大きすぎると玄関先を圧迫するうえ、そもそも頻繁に大きな荷物を頼むかも不明。
・自分のライフスタイルに合ったサイズを選ぶことが大切。 -
金銭感覚のバグをリセット
・家づくりの最中は、数十万円単位のお金が動くので感覚が麻痺しがち。
・「宅配ボックスは高くてもいいか…」と妥協する前に、改めて冷静に考えましょう。
5. 2万円でもおしゃれな宅配ボックスが選べる
2万円代の宅配ボックスはこちら
「安い宅配ボックスは野暮ったいのでは?」と懸念されるかもしれませんが、最近では機能性とデザインを兼ね備えた製品が多数出ています。
-
カラーバリエーション豊富
ブラック・ホワイト・木目調など、外観やポストと合わせやすい色が手に入る。 -
スマートな縦型タイプ
玄関横のスペースにすっきり収まるスタイリッシュな形状もあり。
ネット通販でも多く販売されており、価格帯やデザインを比較しやすいのも嬉しいポイントです。
6. 宅配業者も推奨!「2万円でも十分」の声
実際に配達員の方に話を聞いてみると、
- 「雨に濡れない構造」
- 「シンプルだと施錠がわかりやすい」
という最低限の仕様があれば、「高額なボックスである必要は感じない」という意見が多いです。宅配ボックスがあるだけで再配達の手間が減り、業務負担が軽くなるのは配達員さんにとっても大きなメリットです。
7. 差額の8万円で何ができる?具体的な使い道
10万円の宅配ボックスを2万円のものに変えた場合、8万円の差額が生まれます。この8万円、ほかの設備やインテリアに回すと意外と幅広いことが可能です。
-
玄関まわりをグレードアップ
- おしゃれなポストや表札を新調する
- 門柱やアプローチの照明にこだわる
- 玄関タイルを高耐久・高デザインのものにする
-
セキュリティ強化
- スマートロックや防犯カメラの導入
- モニター付きインターホンのアップグレード
-
リビングやキッチンのアップグレード
- 壁紙や床材のランクを少し上げてみる
- キッチン家電(食洗機、オーブンなど)の高性能モデルを検討
-
家電・家具の購入
- ロボット掃除機やおしゃれな照明器具を購入
- ダイニングテーブルやソファを新調
-
エクステリア・ガーデニングに充当
- 花壇やデッキ、ウッドフェンスの設置
- 植栽を増やして緑豊かなアプローチにする
これらはすべて、暮らしの快適度や家の価値を高めるための使い道。せっかく8万円節約できるなら、自分や家族がより満足できる部分に投資するのがおすすめです。
8. 新築の「玄関まわり」をおしゃれにしながら節約しよう
家づくりの楽しみの一つは、玄関ドアやポストといった外観のデザイン選びです。玄関は家の“顔”ですから、統一感やインパクトがあると素敵ですよね。しかし、宅配ボックスだけに大金をかける必要はありません。
-
色や素材の組み合わせ
ドアやポストと同系色の宅配ボックスを選ぶ。木目調ならナチュラルな雰囲気が出せます。 -
余った予算をアクセサリーや造園に回す
先述したように、照明や植栽にこだわるほうが全体の印象がグッと良くなります。
9. まとめ:宅配ボックスは「必要十分」でOK!
宅配ボックスの導入は、ネット通販が当たり前の今やほぼ必須になりつつあります。ただし、
- 「荷物を受け取る」ことが主目的なら2万円クラスで十分
- 配達員さんもシンプルな宅配ボックスを歓迎している
- 差額の8万円は玄関まわりや家のグレードアップに回せる
といった視点を持つことが大切です。家づくりは本当に大きな買い物ですが、だからこそ1つ1つの設備を冷静に選び、余った予算をより満足度の高い部分に回しましょう。結果的に、「お金をかけるところ」と「かけないところ」のメリハリが効いた、満足度の高いマイホームが完成するはずです。
節約したお金を有効に使って、賢く&おしゃれな新築ライフを!
高額な宅配ボックスを買う前に、「2万円で十分」という配達員さんの声に耳を傾けてみませんか? 節約できた予算を、自分や家族の快適度を上げる別のアイテムに振り向ければ、より豊かな暮らしを実現できます。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの宅配ボックスを見つけてくださいね。
2万円代の宅配ボックスはこちら