「再配達が多すぎる…」と悩むあなたへ
宅配サービスが生活に欠かせない今、「再配達」という問題は多くの人にとって頭痛のタネ。
「仕事で昼間にいないのに、どうして昼に来るの?」
そんな疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?
本記事では、配達員さんへの徹底リサーチやアンケートをもとに、昼間配達が増える衝撃的な背景に迫ります!
読めばあなたの“再配達”に対する考え方がガラッと変わるかもしれません。
・再配達って本当は誰が悪い?
一般的には「受け取らない消費者が悪い」と思われがちな再配達問題。しかし、実は配達員、運送会社、プラットフォーマー、小売業者、そして消費者と、多くの関係者が絡む複雑な構造にあります。
誰もが無意識に引き起こしているこの問題、あなたも再配達を増やしている一員かもしれません。
2. なぜ昼間に配送するの?驚きの“夜間回避”作戦
「昼間は誰もいないでしょ?」と感じるかもしれませんが、配達員がわざわざ昼に来る理由には19時~21時の"夜の時間帯指定”の存在があります。
夜に荷物が集中しすぎると、配達員の残業リスクや業務量が爆発的に増大。そこで配達員は少しでも負担を軽減するために、昼にチャレンジしてみようとするのです。
実は、この昼間配達が“不在票のラッシュ”を生み出す原因にもなっています。
3. 実は発表より多い?隠れた再配達率の実態
国土交通省が発表する再配達率は10.2%(2024年10月時点)。でもこれは「不在票の数」を基準にしています。
「実際には夜に時間帯指定されたくないから、不在票を入れず再配達・再々配達を何度も繰り返すケースも多い」という現場の声から、公表される数値以上の再配達が行われている可能性は大いにあるのです。
もしかすると、あなたが想像している以上に配達員は苦労しているかもしれません。
4. 置き配や宅配ボックスなのに時間指定?盲点だった落とし穴
便利な置き配や宅配ボックスが普及しても、「夜に置き配してほしい」といった時間指定が増加しています。これだと昼間配達できるのに、わざわざ忙しい夜に配達しなくてはならず、配達員の負担を増やしてしまします。
一見、配達員思いのように見える施策や企業のサービスも、実は現場の事情とズレてしまっていることが…。
「在宅しているのにわざわざ夜に指定する」「置き配OKにしているのに時間指定を重ねる」など、利用者側の意識不足も問題を深刻化させています。